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基本情報
(引用元:公式サイト
)
有馬公生 世界的なピアニストを夢見ていた母の早希に鍛えられ、天才的なピアニストに成長するが、その正確無比な演奏は「機械仕掛け」「母親の操り人形」と揶揄される。コンクール直前に母が死去し、それ以来自分の弾くピアノの音が突然聞こえなくなるトラウマを抱えている。 |
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宮園かをり 天真爛漫、奇想天外、時には喧嘩上等。ジェットコースターのような性格。ヴァイオリニストであり、演奏スタイルは個性的。楽譜を自分なりに解釈して演奏し、その情熱的な演奏は多くの聴衆者を虜にする。 |
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澤部椿 有馬家の隣に住む幼なじみで、公生を弟のように思っている。ソフトボール部に所属するスポーツ少女。ピアノをやめてしまった公生のことをずっと気にかけており、公生が立ち直るきっかけを探している。 |
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渡亮太 公生・椿の幼なじみ。サッカー部部長でモテモテの女好き。宮園かをりに好かれていることを喜びつつ、可愛い女の子に目がない。軽薄と思われがち。 |
前向きになった宮園かをりは手術を受ける決意をする。その手術は難しいものだと聞かされるが、彼女の意志はかたい。
公生は12月の東日本コンクールに向けて練習をしている。携帯越しに宮園かをりが聞いているが、本当にお互いが支えになっているようです。
椿はランクを上げた高校の模試の結果がB判定となる。本当に毎日勉強を頑張っていて健気です。でも、毎日遅くまで聞こえてくるピアノの音がちょっと心配だったりする。
定期連絡と称して呼び出された公生だが、宮園かをりが病室におらず、病状が悪化したのかと勘ぐってしまう。しかし、実は退院後の事を考えて筋力維持のリハビリを受けていた。
「有馬くんのおかげだわ。諦めて投げやりだったかをりがまた歩き出した。一歩一歩踏みしめて。」
「僕は何もしていません。」
「うん。そうだね。有馬くんはただ一生懸命だっただけだね。その一生懸命な姿が、かをりの胸をうったんだ。」
「受けたいです。手術。ほんの僅かでも時間が伸びるなら、ほんの僅かでもそこに希望があるのなら、なんにだってすがりたいです。四月に出会った男の子がいました。泣いて吐き出して、みっともないくらいあがいて、でも舞台では星のように輝いて、その人生は美しく奏でられるメロディのよう。その男の子と約束したんです。また一緒に弾こうって。だから私も、一生懸命あがいてやろうと思います。みっともなくても、悪あがきでも、あがいて、あがいてあがいて、あがきまくってやる。私はみんなの仲間だもの。」
そういって、自分の人生と向き合い、戦う事を決意しました。死んでしまうかもしれない手術を受ける決意は、並大抵ではできないでしょう。でも彼女はそれを選んだ。公生のおかげで。
椿は柏木と受験勉強をしているが、公生のことが気になる。夜遅くまで練習していて身体を壊さないか心配である。
その一言を完全に否定出来ない椿。夜に差し入れを持っていくことにする。死んだよに眠る公生、髪がぼさぼさで、切ってあげることにする。
宮園かをりと公生のことばかり気にしてしまい、自分を嫌な女と自覚する。公生のために、もっと素直に二人を応援できたらと思うけれど、そうできない自分の嫉妬心が醜い。そうやって自分を素直に受け止められるところが椿のいいところです。
一途な公生への思い。
コンクールの予選が始まり緊張感漂うのかと思いきや、のんびりほのぼのしています。
相座武士はいい緊張感で舞台に立ちます。子供の頃を思い出し、弱い自分と決別します。相座凪が公生に仕掛けたこんにゃくトラップはお兄ちゃんゆずりだったんですね。
「なさけねぇ。屈辱だ。客には失望され、妹には心配され、敵には支えられる。屈辱だ。」
「お前は俺の理想以上の姿であらわれたんだな。」
演奏が終わった三人は仲良しで、子供の頃と同じ3ショットで違った絡み方をする。時間が進んでいる事を感じさせる対比です。
<新発売!四月は君の嘘Coda>
収録内容:全5篇
①有馬公生の初公演の日「夏の夕暮れ」「夏の幻」
②凪と三池のその後がわかる「2年後」
③宮園かをりの思いを明かす「夏のなごり」
④井川絵見の学園生活を描いた「秘密結社KKE」
宮園かをりにとって、公生は大きな存在になっています。命をかけるほどの存在。椿はまだ公生にとって当たり前にそばにいる存在のまま。相座武士が復活し、公生はヒーローからライバルになります。みな成長している事を感じさせる第19話。
<本作は完結済みです>
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・第20話の感想・相関図はこちら