第2期第8話の感想と終了時の人間関係を図にしました。アニメしか見ていないので、アニメでわかることは余すことなく理解したいと思います。
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)
雪ノ下さんと別れたあとから始まりました。タイミングよく先生と遭遇。何処かへ寄り道するようです。しかし左ハンドルとはワイルドな先生だ。
そして着いたのは、夜景スポットの美浜大橋。
八幡「なんか格好いいですね」
先生「カッコつけてるからな」
バツが悪そうにする八幡。ついさっき、自分で自分の事をそうやって評価していたので、自分が言われているような負い目を感じています。
先生「どうかね調子は?」
そう聞かれて、生徒会について答え始める八幡。
先生「君は心理を読むことに長けている。けれど、感情は理解していない。心理と感情は常にイコールじゃない。だから、由比ヶ浜と雪ノ下と君も間違った答えを出す。」
そして問題は心にあると言う。八幡は「心は考えてわかるものじゃない」という。ならば考えて計算しつくせ。間違っていたのなら再度計算のし直しだと助言する先生。そして、先生が自分が結婚できないのも計算間違いのせいだと自虐する。
ここで八幡
「相手に見る目が無いだけです。」
と言う。あと10年早く出会っていたら心底惚れていたと思う。とも考えている。それほどまでに先生の存在は、八幡の支えとして大きくなっているということがわかります。照れる先生可愛い。
そして、八幡がうまくいくようにヒントをくれる。
先生「考えるときは考えるポイントを間違えないことだ。」
八幡が単独で一色さんを手伝っている理由を「奉仕部のため、あるいは雪ノ下のためだ」と言い当てる。「彼女たちを傷つけないために遠ざける」選択に行き着いた八幡の心理をうまく見抜いています。
先生「だが考えるべきはそこじゃない。この場合、なぜ傷つけたくないかこそを考えるべきなのだ。」
と感情について考えるべきだと諭す。
先生「誰かを大切に思うということは、その人を傷つける覚悟をすることだよ。」
先生「この時間が全てじゃない。でも、今しかできないこと、ここにしかないものもある。今だよ比企谷。今なんだ。考えてもがき苦しみ、あがいて悩め。そうでなくては本物じゃない。」
この本物と言う言葉も、八幡が以前使っていた言葉ですね。はたから見ていると分かったつもりになっていたが、自分も雪ノ下さんと同じく「わかったつもりになっているだけ」だと痛感する八幡。
家に帰り、一睡もせずに考え込む八幡。目の前のクリスマス合同イベントの問題から考え始め、一色さん、鶴見ルミの問題も絡めていく。そうすると、一人では達成できないと感じる。しかし、人に助けを求める事を否定する。そして、人の力を借りたあの生徒会選挙について考え始める。
八幡「たぶん。あのときに俺は間違えたのだ。」
人に力を借りたことが間違いか?借り方を間違えたのか?そんなことを考えて行き着いた答えは、自分が動く理由を小町に作って貰ったことだと思い始める。そして、先生にヒントをもらったように、感情について考え始める。
八幡「由比ヶ浜と雪ノ下。二人を会長にさせたくなかったのは何故か。」
八幡「欲しいものがあったから。」
そうして、外を見つめる八幡の顔は眠気を一切感じさせず、腹をくくった覚悟の表情をしているような気がします。
そのまま学校へ行き、奉仕部にノックをして入る八幡。奉仕部に依頼したいという。
現状を説明し、八幡のこれまでの行動の結果がつながっていき今の失敗が引き起こっていることを説明する。
雪ノ下「あなたのせい。とそういうわけね?」
雪ノ下「あなた一人の責任でそうなっているなら、あなた一人で解決スべき問題でしょう。」
と悲しげに言う雪ノ下さん。
八幡「だな。忘れてくれ。」
由比ヶ浜「待って。そうじゃないよ。」
由比ヶ浜「ゆきのんの言ってることちょっとずるいと思う。」
雪ノ下「今それを言うのね。あなたも卑怯だわ。」
雪ノ下「あなただって言わなかった。ずっと取り繕った会話ばかりしていた。だから、あなたが。あなたたいが望んでいるのならって。そう・・・」
お互いのことを考えるがゆえに、自分の本心ではなく相手の気持ちで行動してきた上辺の付き合いに、戸惑っている3人。相手を思って、自分の気持ちが表せなくなってしまうのは上辺なのか。
八幡「だから、言葉が欲しいんじゃないんだ。」
俺は、わかってもらいたいんじゃない。わかりたいんだ。知っていたい。知って安心したい。
完全に理解したいだなんて、ひどく独善的で独裁的で、傲慢な願いだ。本当に浅ましくておぞましい。そんな願望を抱いている自分が気持ち悪くて仕方ない。だけどもしも、お互いがそう思えるのならその醜い自己満足を押し付け合い、許容できる関係性が存在するのなら。
そんなこと絶対にできないことは知っている。そんなものに手が届かないのは知っている。それでも・・・
八幡「それでも俺は。俺は。俺は、本物が欲しい。」
雪ノ下「・・・私にはわからないは。」
このわからない。という言葉はキーですね。受け入れられないというわけではなく、保留のわからない。
ごめんなさい。と残して部室をでていく雪ノ下さん。ドアを激しく締める感情むき出しの雪ノ下さん。
由比ヶ浜「行かなきゃ。一緒に行くの。ゆきのんわかんないって言ってた。どうしていいかもわかんないんだと思う。私だってわかんない。でも分かんないで終わらせたらだめなんだよ。今しかない。あんなゆきのん初めて見たから。」
屋上に行くと、雪ノ下さんはわからず怯えている様子。由比ヶ浜さんも、分からないことを正直に打ち明ける。そして、二人して泣いてしまう。そうやって、わからないということが分かり合えたことで、一緒に進もうという心理になった雪ノ下さんは、八幡の依頼を受けることになります。
8話では感情を抑えていた事を自覚し、感情について考えないことは逃げであると考えついた八幡でした。気持ちを表に出すのは、どうしても自己中心的で不格好ですから避けてきた八幡が、気持ちを出さなきゃ本物が手に入らないということに気づきました。。何が大事で何をしたいのかを頭で考えてきた八幡が、気持ちについて見つめていく今後がどうなるか楽しみですね。おそらく、そんな簡単には気持ちを表現できないので、不器用なやさしさが見えることでしょう!
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初めて喧嘩をした三人ですが、仲直りすることによりちょっと相手の気持ちが分かったでしょうか。八幡的に言うならば「わかった気がする」って感じですかね。これまで人と一定の距離を置いて過ごしてきた八幡が、涙を流してまで「わかりたい」と気持ちをあらわにしたことで、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんはちょっと安心したのではないでしょうか。自分たちは、八幡にとって迷惑な存在じゃないということが分かったので。ちょっと心で会話ができた3人なので、これからの展開に期待です。 [adcode0]
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