第2期第7話の感想と終了時の人間関係を図にしました。アニメしか見ていないので、アニメでわかることは余すことなく理解したいと思います。
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意味ありげに映る部室のネームプレート。今まではシールが貼られている面を映していましたが、今回はその裏側を映しています。7話で奉仕部のメンバーの内面に触れるという暗示ですかね。
小町のクリスマスプレゼント欲しいものリストを見て和む八幡。いいタイミングで絡んでくる妹。本当にこんな兄想いの妹はいるのだろうか。
学校では由比ヶ浜さんが不安げな顔で八幡が部活に来るかを確認してくる。やはり一色さんの依頼の対応であまり顔が出せていないようだ。八幡が部活に行くというと、不安げな顔から嬉しそうな顔へ変わります。こういう素直な感情表現が彼女の魅力です。
由比ヶ浜さんと一緒に部活に向かう八幡。この光景もお馴染みとなりつつあります。このとき、いつもの雪ノ下さんなら一色さんの依頼を受けたと由比ヶ浜さんは言います。やはり、最近の雪ノ下さんは人を助ける程余裕がないようです。
久々に部室で八幡が雪ノ下さんに話しかけ、ちょっとした緊張感が生まれます。話しかけられた時の雪ノ下さんの表情からは、不思議そうな怯えるようなそんな印象を受けます。八幡が辞めるとか言い出すことを恐れているのでしょうか。
「しばらく早く帰っていいか?」
と切り出した八幡。理由を
「なんだ。いろいろあるんだわ。小町も受験だしな。」
と説明する。嘘ではないけど一色さんのことは隠し通す所存のようです。雪ノ下さんが一色さんの依頼を一人で受けている事を知っているか確認できる場面でもあります。
反応は「そう」と言うだけ。由比ヶ浜さんがフォローしてくれてようやく微笑を一つ入れます。
心からの笑顔ではないようですが、あまり作り笑いする人じゃないので、きっと一色さんのことは知らないのでしょう。普段なら絶対気付くはずの八幡の行動にも気付きません。相当まいっているご様子です。でも、雪ノ下さんに関する描写が少ないので、いまいち何にまいっているのかわからないです。
場所はかわり、海浜総合高校との会議。しかし、一色さんが来ていない。それを聞いて、まさかの八幡がサッカー部へ顔を出すという行動をとる。きっと葉山くんと会いたいという思いもあったのでしょう。「剥がれ落ちたものを取り繕う方法」を知るために。
葉山「一色さんが忙しいのは匂わせてくる」
八幡「わかってるならお前が助けろ」
葉山「別に頼まれたわけじゃない。頼られたのは君だろ。」
八幡「うまく使われているだけ」
葉山「断らないからな君は。」
八幡「そういう部活だから」
葉山「それだけか?」
八幡「何が言いたい。それにお前も断らないだろ。部活でもないのに。」
葉山「どうかな。俺は君が思っているほど良いやつじゃない。いろはのことよろしく頼むよ」
そういって離れていく葉山くん。八幡と出会って、葉山くんはちょっと取り繕うのを辞めて、八幡は取り繕うことを覚えていっているご様子。正反対とされてきた二人が影響しだしています。
そしていつものコンビニで一色さんと会うが、元気がないご様子。自分の荷物も自分で持つ言い出す始末。いやそれが普通なのだが、一色さんにとっては普通ではない。
結局、八幡が荷物を奪い取る形で荷物持ちをするのだが、そのへんに八幡の優しさが出ています。なんというか人の普段との違いを察知したら、普通に振る舞えるように自分を使ってでも手伝うというか。奉仕部向きの性格なんですが、それを雪ノ下さんにもやってあげろー!って言いたくなります。いや、やってやりたいけど何をしたらいいかわからないって感じですかね。。つらいですね。
会議室に着くと、移動教室のときにひと波乱合った鶴見ルミがいます。ここで、八幡は「葉山に悪役を押し付けて人間関係を壊した」と悔いるようにいいます。それいつも自分が悪役側でやっていることですよ~と言ってあげたくなるが、ここのポイントはそれを悔いていることですね。自分が当事者ではなく初めて第三者となったときに見えた事を、どう受け止めていくか。そこが八幡の成長ポイントとなっていきそうです。
癒やしの存在、戸塚くんが登場!ほんと可愛いなぁ。八幡が泣き言言わず一人で頑張ってて格好いいと言いつつ心配してくれています。それをうけ、八幡は
「己の中のあるべき姿を裏切りまいと意固地になっているだけにすぎない。だが、由比ヶ浜の無理して笑った顔や、一色が時折見せる沈んだ表情、鶴見ルミが一人でいる佇まいが。何より、雪ノ下の諦めてしまったような静かな微笑みが、再三問うのだ。それは本当に正しいのかと。」
と考えるようになります。
そして、なんと!折本さんと一色さんが会話をします。そして意味深な八幡と折本さんとの過去に興味を持ちます。
告った事がバレる。まずい。と思った八幡だが、折本さんは「ちょっとね~」とごまかしてくれた。前回の葉山くんとの一件で態度を見直したようだ。八幡ときめいちゃってないか?
そして、鶴見ルミが一人で飾りを作っているのを見かけ、手伝う八幡。「昔のやり方でも救えたものは確かにある。ただそれだけではきっと足りないのだ。俺の責任。その答えをおらはまだ知らずにいる。」
そんなセンチメンタルになっている八幡が、まさか雪ノ下さんと偶然にも遭遇してしまう。
シカトするわけにもいかず、話していくことに。二人にとっては気まずいことだけど、こうやって話をしなくてはならない時間は必要でしたからね。無理にでも話をして欲しいところです。
雪ノ下「あの時からずっと気を使っている」
八幡「別に気を使っているわけじゃない」
雪ノ下「別にもう無理する必要も無いじゃない。それで壊れてしまうのなら、それまでのものでしかない。ちがう?」
そう言って部活を休むよう提案して去っていく。この「それで壊れてしまうのなら、それまでのものでしかない。」は八幡が葉山グループに言った言葉から引用されているのだけれども、八幡は言い返すことができない。でも言い返したいと思うということは、その考え方は間違っていたと感じているんですよね。そのように感じるということは、八幡が人との付き合い方を覚えてきた証拠。感じたことを言葉にして考え、自分の礎とする八幡にとって、言葉に出来ない今の感情はさぞつらいでしょうが、新しい考え方を手に入れるチャンスですのでいっぱい苦しみましょう!
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今回はたくさんのことが動きました。今は八幡の成長回なので暖かく見守る必要がありますが、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんの八幡に対する処置の仕方がはっきりと別れた回だったと思います。
由比ヶ浜さんは八幡の側にいて支えることで八幡をサポートしたいという優しさが際立ちました。雪ノ下さんは、八幡の考えを尊重し突き放す優しさを見せました。
この二人の対応の違いが面白いですが、どちらも八幡を思っての行動ですから、その八幡がどのように答えをだすのか見どころですね! [adcode0]
・第6話の相関図はこちら